今回お勧めする本はこちら!
「新入社員の基本がわかる86のルール」(寺田輝彦・著)は、新入社員が職場での基本的な心得や行動様式を学び、円滑に仕事を進めるためのガイドブックです。
独学の地図
仕事生活のマンネリ化を避けるために
仕事の成果に、何か手応えがない、光が見出せない。楽しくない。そんな方は、日々の「学び」に着目してみてはいかがでしょうか。
40代以降の仕事生活、マンネリ化、ぬるま湯化を避けるにはどうしたら良いのか。
最近の私のブームは、
自分の中にかつて働いていた「職場の、こわ〜い上司」を思い浮かべます。その人を自らの心の中に住まわせるのです。
「お前はこんなんでいいのか!」「なんだそのセメントの練り方は!」「そんな印象(歯の型)でいいものが作れると思ってんのかコラァ!」
歯科衛生士を20年やっていますと、自分の中で「こんなもんでいいかな」という生ぬるさがすぐに顔を出すのです。
これは、全く良くない。
そんなことをしていては人生がつまらないものになってしまいますし、何より仕事においては誠実さに欠ける。
そう考えた私が生み出した方法がこの、
「かつての上司を心に住まわせる」
イメージとしては、小さな人形になった上司がギャーギャーと私に注意してくるという感じです。ただし、この上司は自分にとって遠い存在であるということが重要です。あくまでも空想の人物化にしたいためです。
(そうでないと、現実の世界でも、心の中でも苦手な人物に支配されることになるからです)
学ぶきっかけは「疑問」からです。「問い」からです。自分自身だと「疑問」を持たないということはザラにあるわけです。そのために、「あの人なら私を見てどう思うだろう」と考えるのです。
この考え方は学ぶ姿勢を助けるものとなるので有効だと思っています。
「日々学び」これが今、私のブームです。
この考え方は「独学の地図」(荒木博行・著)を読み、参考にさせていただきました。
「学び」について深く考えさせられる一冊です。
40歳になっても成長し続ける人は、
この本に書かれている「日常生活においての学び」方をよくわかっておられる人なのだと思います。
「独学の地図」みなさんもぜひお手に取ってみてくださいね。
新入社員の基本がわかる86のルール
新入社員でなくても読む人が、ここにいる(私)
自分への戒めのために心の中の上司も言っています。「この本を読んでもう一回新人からでなおせーい!」と。
ということで、もう一冊はこちらです。
本書は、入社直後の新入社員が辞める職場での基本的なマナーや仕事術を86のルールとして考えにまとめています。
仕事の基礎を一通り学べる内容です。
社会人として
•時間厳守:遅刻は信用を最大の限界であり、時間には余裕を持って行動すること。
•第一印象を大切に:挨拶や挨拶が信頼関係の始まり。
•受け身ではなく本体的に行動する:上司や先輩の指示を待つだけでなく、自分から動く姿勢が重要。
心に残ったこと
仕事をする前の「構え」(姿勢や態度を整えること)に等しいと感じました。
その「構え」となる態度が、時間を守る事なのだと思いました。
時間を守ると今度は、「準備」し「整える」つまり、朝早くに出勤して準備や清掃・整理をする。そうすると本番まで自然と心が整えられる。
この一連の流れが仕事をする者の心構えだと感じ、それが自然と出来る訓練を繰り返し行う事が必要だと思いました。
業務の進め方
•報・連・相の徹底:報告・連絡・相談をこまめに行い、情報共有を怠らない。
•タスク管理の基本:期間を守り、優先順位を考えて仕事を進める。
•フィードバックの活用:ミスを恐れず、指摘を改善の機会として取り入れる。
心に残った箇所 P106(本書)「信用できる報告をしてください」
報告の最大の目的は、上司に正しく知らせること
「正しく知らせる」が「主観的」になってはいけないのです。
出来るだけ客観的に、自分の思いは横に置いて真実のフィルターを通して得た情報を、
上司に伝えなければならないと考えました。
「数字を意識して客観的に見る目を養いましょう(本書より抜粋)」
人間関係の進め方
・コミュニケーションの大切さ:同僚や上司と良好な関係を築くために、積極的に話しかける。
・相手を尊重する姿勢:感謝の言葉や謙虚さが信頼を深める。
・チームプレーを重視:個人の成果だけでなく、チーム全体の成功を考える。
心に残った箇所 P.25「整理するとミスが減ります」
物事を始める時の「準備」「整理」が仕事のミスの原因につながると知りました。
整理すると、頭の中も自然と整理する力が付いていることに気が付きます。
「新人のミスは、ものごとの未整理からわけがわからなくなり、頭が混乱して起こります(本書より抜粋)」
例えば、頼まれた仕事が難易度の高い処置だったりすると緊張してパニックになりがちでしたが、
頭の中で(私の中の)思考が整理整頓している(「道具は揃っているかな、これと、あれと、」「まずは、この処置をしてそれからここを・・)」と一人で自問自答しながら進めている自分がいます。
これからも、思考の整理、どんどん習慣化していきたいです。
成長への意識
・学ぶ姿勢を忘れない:新しい知識やスキルの習得に積極的なこと。
・メンタルの強化:失敗やプレッシャーに負けず、ポジティブなメンタルセットを持つ。
心に残った箇所 P.136「知識は力なのです」
「新聞を読まなくても仕事ができるし生活もできます。一部の人を除き、新聞を読まなくても今日の仕事で困ることもありません。(中略)
本や雑誌も同じ理由で読まなくても格別困ることはありません。
ただしこれは目先だけの話です。(中略)
5年が過ぎればそうしなかった人とは、知識量の大きな差、埋めがたい差ができます。
[本書より抜粋]
30代までお恥ずかしながら、本をずっと読んでこなかったため、「困ってないしなぁ」と何気なく日々を暮らしていました。
しかし気づいた時には、自分のあるべき姿は何なのかと悩むようになりました。自分の思考力に自信を無くす場面も多々ありました。 本をよく読むようになって(月に2冊以上)変わりました。人に頼るのではなく、
まず自分で考える。
どうしてもわからないときは質問する(仕事の方向性など)
これからも、自立した「構え」を、心がけていきたいと思います。
まとめ
「新入社員の基本がわかる86のルール」は、新入社員だけでなく、基礎を再確認したいというまさに現在の私にぴったりな本書でした。
「独学の地図」は、マンネリ化して成長が止まりそうな自分に、刺激となった1冊でした。
みなさんにとっても、きっと有益な内容となると思います。この一年の振り返りに、新年に向けての学びに、
この年末、ゆっくり読書、いかがでしょうか。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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