歯間ブラシ おしゃれに 持ち運ぼうよ! 〜歯と歯の間の汚れについて 歯科衛生士と考える〜

みなさんおはようございます。あつこです。

 

 

今日は歯のケアのお話。

 

 

ブラッシングを一生懸命行っておられる方で、

 

 

歯科の定期検診ごとに、

まだ汚れが付いていますね。

歯周検査の結果があまり良くありませんね。

 

このような声をかけられた方はいらっしゃいませんか?

 

 

歯間ブラシは使っておられますか?

「最近、(歯間ブラシ)使っていないなぁ」

 

「使ってはいるけれど、気がついたときにやるくらいかなぁ」

 

色々とお忙しい中で、皆さんお口のケアに対する向き合い方は違うと思います。

 

 

 

 

そんな皆さんに、今日は・・・

 

 

『持ち運び』の技でお口の健康にとって大事な大事な歯間ブラシを通すことの習慣化に繋げたい!というお話をさせていただきたいと思います。

 

 

持ち運ぶって・・・  

 

何か面倒なイメージがありますよね。例えばカバンの中身。

普段から目に入ってしまうからこそ、「カバンそのもの」や「カバンの中に入る物」はテンションが上がるように、楽しいデザインのものをチョイスしたりしています。

 

明るい色ウキウキする気持ちになるような形です。

 

私のハンカチです。ハンカチ自体も大きいですし、柄もドーンと大きいです。そして色はピンク!

 

 

 

 

 

こちらはあつこのカバンです。(この丸っこい形が癒されると言うていただいたことがあります)

 

そして「カバンの柄」にご注目ください。

 

    飛行機の刺繍が!

 

2年ほど前に、那覇空港で購入した物です。空港限定で販売されておりました。

大好きな飛行機がたくさんカバンの中で飛んでいまして、ついつい購入してしまいました。

 

 

 

 

話が逸れてしまいました。すみません(^^;)

 

自分の持ち物は何か思い入れがあったり楽しい気分にさせてもらうものだったりするのだと思います。

 

お仕事中の移動子育て中の外出でバタバタしている時、

いろんな場面でふと横を見れば自分のカバンがある。

 

思わずフッと笑ってしまう柄なのか、思わず気持ちが落ち着く癒しのキャラクターがそこにいるのか、皆さんのそのカバンを選ぶ基準はそれぞれお有りだと思います。

 

 

 

 

そんなカバンの中に・・・

「歯間ブラシ?!  持ち歩くん??」

 

 

「いやーん、持ちたないわあ〜」

 

 

 

 

 

目次

30代後半、歯間ブラシのケアを歯科医院ですすめられた方はいらっしゃいますか?

 

歯科医院で「歯間ブラシの使用、フロスの使用が大事ですよ」と歯と歯の間のケアの大切さをすすめられることよくあると思います。

 

なぜ、何度も何度もそのフレーズを定期検診ごとに聞くのでしょうか。

なぜなのでしょうか、それは、、、

 

歯間ブラシを通すことが(圧倒的に)習慣化されていないからです。

 

 

そのため、何度も歯間ブラシやフロスの話が出るのです。

 

私の肌感覚ですが、

 

 

・歯間ブラシ

の場合はまずは、、

習慣化。  

『とにかく始めましょう』から話します。

 

 

・歯ブラシの場合は、

具体的な歯ブラシの当て方実践アドバイスから話す。

 

 

歯ブラシはもう誰もが持っていて、

自分の隣にあるアイテム。

そのため、習慣化はできており、あとは実践ということで歯ブラシの具体的な当て方から指導して行きます。

 

 

しかしこのイラストの歯ブラシのように、

歯間ブラシだって(単独で)携帯して良いと思うのです。

 

 

歯ブラシと歯間ブラシの重要性の捉え方を、間違わなければ、

 

お口の健康の維持に繋がり、

定期検診ごとに’’褒められ口(歯)’’となると考えております。

 

 

 

なぜ歯間ブラシ(フロス)が大事なのか

30代以降、歯間ブラシ(フロス)について考えることは、非常に重要です。

 

 

1.バイオフィルムの存在が清掃イメージを変える

歯間ブラシやフロスを使用する目的は、

このイラストのような歯と歯の間に何か詰まった時。

 

 

そのようなイメージが先行していますね。その影響はやはり、こちらにも・・・。

 

そうです。つまようじ。

 

外食の際、席に着いた時に目に入ってきますね。

お弁当を頼めば着いてきた割り箸にもちょこんと隣に添えられていますね。

 

しかし本当の目的は、詰まったものを取るだけではないのです。

 

汚れがつくイメージは、以下ように表すとわかりやすいです↓

 

先ほどのイラストとの違いお気づきでしょうか。「バイオフィルム」の存在。

バイオフィルムは、粘性のある細菌膜です。

わかりにくい用語ですみません。

歯石、歯垢が入り混じり、そこには細菌も住んでいる。バイオフィルムは細菌たちのマンション(建物)のような存在。

 

 

例えば排水溝のぬめり。お風呂場のぬめり。こちらもバイオフィルムなんです。

 

バイオフィルムとは・・

何かの表面に集合している微生物の集合体。水を溜めておいた容器の表面に生じるぬるぬるした薄膜や、歯の表面に生じるプラークなど。生物膜。

Wiktionary  日本語版(日本語カテゴリ)より参照

 

 

このような、バイオフィルムの汚れが常に付着するリスクがあるのです。

 

私たちが注目すべきものは、ネギや、ほうれん草といった具体的な食物の残渣ではなく、

ブラッシングをしてから、8時間後には生成が始まる、ヌルヌル型の汚れだったのです。

 

強固なバイオフィルムが生成される前、歯ブラシや歯間ブラシでバイオフィルムがしっかりと出来てしまう前の’’ぬるつき’’を除去する必要があるのです。

 

 

 

2.歯間の刺激で歯肉のマッサージ

歯間ブラシは、「清掃」を目的とするだけではありません。

 

 

歯間ブラシを通すことで歯間ブラシの毛先が歯肉に当たり、歯肉そのものの血行が良くなります。

そうしますと歯肉の表層面が強くなり、最近に対する抵抗力が高められます。そのことが歯周病予防にもつながるのです。

 

 

いかがでしたか?歯間ブラシ・・・。

 

これは使わなきゃと思ってきましたでしょうか?!

 

 

 

 

 

歯ブラシと同じ感覚で、歯間ブラシの習慣化へ!まずは携帯してみませんか?

 

私の口の環境は、フロスを毎日通す必要があります(虫歯になりやすく細い隙間にリスクがあるため、私にとってはフロスが必要なのです)

そんなフロスを、私は普段から持ち歩いています。

 

 

 

 

 

 

 

このようにフロスはコロッとしていて持ち運びしやすいです

 

 

 

とにかく持ち運んでしまえば、普段から目につく。

目につくことで脳にビジュアルが焼きつきます、

 

「歯間ブラシやってみようかな?」と行動に移しやすくなると思います。

 

 

しかし、歯間ブラシで気軽に持ち運びができるもの。

 

なかなかないですね。

バラで売られていたりするものは、

 

100均や無印などでミニケースを用意し、好きな本数を入れていくようなスタイルの方もいらっしゃるようです。

 

 

他にもネットで調べてみますと、

 

 

このような可愛らしい歯間清掃グッズもあります!!

 

 

     

カプセル状になっており、中から取り出しやすくなっております。

 

 

何よりビジュアル!私が持っているフロスのピンク色の容器よりもキラキラ感がありますよね。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

                                

 

   

(時間的に)歯ブラシは今できないけど、まずは歯間ブラシから通しておこうかな。

  

 

 

(外出中に)歯ブラシは持ってないけれど、歯間ブラシなら持っている。

右奥は歯肉が腫れやすい所と聞いている。

まずは歯間ブラシだけでも通しておこうか。

 

このような考え方も、ありだと思うのです。

 

歯間ブラシを歯科衛生士さんから「処方」されたと思っていただけたらと思います。

 

処方されたお薬は食後、必ず服用しなくちゃと行動に移します。

しかし、歯間ブラシはどうでしょうか。

 

 

なかなかそこまでは、、そうお感じになる方もいらっしゃると思います。

 

自分の歯に自信を持ちたい。

 

「普段から血が出ない🎶」

 

「年齢の割には歯肉が健康ですと、歯周検査で言われた🎶」

 

「歯肉も調子良いし、虫歯もないと言われた。お口の環境も整ったし、

ホワイトニングやってみようかな?」

 

お口に自信が出てきますと、ホワイトニングを検討してみたり、被せ物を白いものに変えようか検討したり、また一歩やりたいことに近づけるのかもしれません。

みなさんのお口の健康がこれからも維持出来ますように。



 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 










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この記事を書いた人

沖縄在住13年目、沖縄のお出かけ情報ならお任せください。歯科衛生士歴20年目、年間1000人以上の患者さんの歯と向き合っています。大好きな沖縄の情報、時々色々な事(歯科、聖書)をお届けします。

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